dustyの気まぐれゲーム探訪記

ゲームに関連することを気まぐれに書き連ねていくブログです。最新ゲームの感想、レトロゲームの紹介、ゲーム業界に対して思う事etc. いろいろとのんびり気の向くままに書いていきます。

ゲームプレイ感想(3):iRacing

先日、雑談ブログにiRacingを始めたという記事を上げました。

dusty-kitten.hatenablog.com

そして、iRacingを始めてほぼほぼちょうど1ヵ月が経過し、iRacingの運営が主催するシーズンの今年度の1stシーズンもちょうど終わりました。

 

まだまだ分からないことも多いですがゲームのプレイ時間としては感想を述べるのに十分な時間をプレイしたようには思うのでいい機会ですので感想記事を上げたいと思います。

 

なお、今回は過去2回のゲームプレイ感想記事とは違った趣で進めていきますのでよろしくお願いいたします。

現状

今の私の現状ですが当初目標にしていたBライセンスへの到達はオーバル、ロードとも無事に達成しました。オーバルがC3.77、ロードがC3.90ということを考えるとよほど血迷わない、もしくは変な人に絡まれたりしない限りはAライセンスにも勝手に上がれそうです。

RookieやDクラスのレースでは警戒しているにもかかわらず、クラッシュに巻き込まれたりして正直かなり苦しめられましたがCクラスに上がってからはかなりトントン拍子で進んでいきました。

 

とはいえ、Aライセンスで出たいと思うレースは今のところないので当分はセーフティレイティング(以下SR)のことは気にせずプレイできそうです。

SRを気にしなくていいといっても、もちろんフェアで安全なレース運びには今後も変わらず徹底していきますけどね。(F1のオンラインGPに参戦している時からずっとそうしてきてますし)

 

感想

現状としてはiRacingというゲーム自体には非常に満足しています。

今までやってきたレースシムで「足りないなぁ。こういうことができたらいいのになぁ。」というものが全て満たされています。

 

その代表格はやはりドライバーインフォメーションとドライバーアジャスト系統の充実ですね。というか、これに尽きます。

情報量やできることが増えたおかげで、これまでやってきたレースシムに比べて一気に臨場感が増しました。

 

また、これは個人的な好みですがiRacingのコース、車種の選定はかなりセンスがいいなと感じています。

 

収録サーキット - iRJA

収録マシン - iRJA

 

それに伴うオフィシャルイベントのレーステーマやそのシリーズのトラック選定、レースの設定にも同様に素晴らしいセンスを感じました。

レーステーマは奇をてらわずに鉄板物はきちんと押さえているところは非常に好印象です。レースの時間設定も短すぎず長すぎずいい塩梅です。

 

それに加えて、インディ500やニュル24時間等、大掛かりなビッグレースを公式が開催してくれるというのは本当に素晴らしいです。他ではまず無理でしょう。

 

制作者はモータースポーツのことよくわかってるなぁと”何を今更”的なことをつぶやきたくなるくらいいい感じです。

 

GTのような意外性は少ないですが、私はどちらかというと基本に忠実なこちらの方が好みです。

 

また、先述したSRとドライバーの強さの指標でありレースのグループを分ける基準になるiRatingという二つのレーティングシステムは本当によくできてるなと感心しています。正直、この二つのレーティングシステムには穴がないわけではないのですが、その”穴”というのはこのようなシステムを構築するうえでは避けて通れないものなので、仕方ないかな~と思っています。

逆に言えばそれ以外の対策できる”穴”は徹底的に考え込まれていて素晴らしいなと感じています。

 

気になった点

基本的には大満足のiRacingですがいくつか気になる点はあります。とはいってもそこまで良い点で得た満足度と比べると些細なものですが。

 

車種に若干の偏りを感じる

基本的には鉄板を押さえている素晴らしい車種選定ですが、アメリカのゲームだけあって若干アメリカ寄りになっているかなぁと感じました。

私の希望としてはLMP2があと1,2台、あわよくばLMP1カーがあれば120点なんですがww

ただ、むやみやたらに車種を増やしては過疎の原因にもなりますし、現状でも十分満足していますのでそこまで気にしてはいないです。

 

 

レースのグループ分けのシステムがイメージしてたのと違った

iRacingの謳い文句の一つに先述したレーティングによるレースのグループ分けを行い、実力が似通った者同士がレースできるというものがあります。

 

レースシムのプレイヤー層(私の想像)と私の自己評価の位置を表した図がこちらです。

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もちろん例外はありますが基本的にはマナーの良さと速さは比例しているという図です。ですが私の場合、マナーは良いと思っていますがいかんせんスピードは本当にないです。

そのため、GTのフレンドさん同士のオンライン部屋でも基本的には最下位争い。得意なコースや調子がかみ合ったり気合を入れて事前にしっかり走りこんだ時には中盤、上位で争えるみたいな感じです。

 

そんな感じなのでiRacingのこの謳い文句にはかなりひかれました。このシステムならマナーが良くてかつ自分と同じくらいの速さの人とレースできると思っていました(下図)。

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ただ、実際はSRのことは基本的には考慮されず、iRatingのみでのグループ分けというシステムでした。

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しかし、よくよく考えれば当たり前のことで、もし私がイメージしている方法でグループ分けをした場合、かなりの人数が必要になってきます。

GTのような超メジャータイトルならまだしもiRacingはレースシムの中ではそれらと比べるとかなりマニアックな代物なので人口も限られてきます。その中で実力が似たもの同士で争いができるようにしようとすると必然的にSRは考慮せずにiRatingのみに頼ったグループ分けにせざる得ません。

 

なので最初は少し残念に思いましたが今は理解・納得しています。が、iRacingに対して初期の私と同じようなイメージを抱いてる人は注意が必要かもしれません。

 

 

速さのない、あるいは速くなろうという向上心がない人に対して若干厳しい空気・風潮がある

これはゲーム自体の要素ではないですが、ある意味私が一番気にしている要素の一つではあります。

レースシム系では少なからずこの問題というのはくっついてきますがiRacingでは特にそれが強いかなぁと感じました。

 

先ほども述べたようにiRacingの部屋分けのシステムではマナーの良さは考慮されずiRating(速さ)のみで決められます。となると、プレイヤー層の表から考えると、速さがないうちはマナーの悪い人と当たる可能性が高いということになります。

 

そういう状況の中で「マナーが悪いやつに当たるのは自分のiRatingが低いのが悪い。練習して速さを身に付けないからだ。練習練習。走り込み走り込み。」という空気を感じました。

ただ、ここで私が思うのは、iRacingは確かに他と比べると非常に特徴的な代物ではありますがカテゴリーで言うならあくまでも”ゲーム”です。そしてゲームというものは制作者の想定範囲内であればある程度の遊び方、思想の自由は保証、尊重されるべきだと考えています。

そしてこの場合における”制作者の想定した遊び方”というのは「他者に迷惑をかけないクリーンなレースをしながら世界中の人と白熱したレースを楽しむ」だと私は考えています。

この場合重要なのは”他者に迷惑をかけない”という点です。言い換えると「iRacingを楽しむ上で唯一やってはいけないのは他者に迷惑をかけてしまうことであり、この点さえ守ればあとはどう楽しもうがその人の自由」、と私は勝手にそう考えているわけです。

 

そこから導き出される私の答えとしては、iRacingに多くの時間や労力を費やしてまで上達するつもりはまったくないというのが正直なところです。

私の中でiRacingは数ある娯楽の中でのゲームというカテゴリーの中にある数あるやりたいソフトの中のひとつにすぎません。普段のオフの間にiRacing以外でもやりたいゲームは山ほどありますし、もっと言えばゲーム以外のやりたいことも山ほどあります。

それらの時間を犠牲にしてまでiRacingがうまくなりたいとは思えないです。

やりたいときにやりたいように最低限のマナーを守ってチョロチョロっと、細々と、楽しくレースができればそれでいいと考えています。

 

ちなみに私は、一時期先述の一件を受けてiRatingを意識してiRacingをやってみたのですが、それまでは下位や中盤争いをしててもいいバトルをしていればそれで十分楽しかったのが「あぁ、この順位だとiRating下がっちゃうなぁ(あんまり上がらないなぁ)。」となったり、上位にいたとしても「よし、iRating上げられたわ。」となったりと”楽しい、楽しくない”よりも”iRatingが上がったか、下がったか”が一番に頭に昇ってくるようになりその結果として”楽しい、楽しくない”と感じるようになってしまいました。

完全に手段と目的が逆転してしまい、楽しむためではなくiRatingを上げるために半ば義務的にレースに出るようになってしまっていました。

そうなると苦痛しか感じるようにならなくなるのは時間の問題でしたが、「やっぱりこれはおかしい。ゲームはもっと自由に楽しくやるもんだ。」と思いロードに関しては比較的マナーが良いため気にするのをやめてからはまた元通りになり、レースを純粋に楽しめるようになりました。

 

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ゲームをプレイする人にはハードモードで自分をとことん追い込んで達成感を味わいたい人もいれば、イージーモードで手軽にサクッとやりたい、あるいは”俺つえーー!!プレイ”したい人もいます。

これはどちらが良い、悪いの問題ではなく単なる価値観の違いなだけの話なのです。

ただ、ここでどちらかが価値観を押し付けようとするとそこから不毛な仲たがい、トラブルが始まっていきます。

 

そしてiRacingにはそういう押し付けの空気、他者の価値観に無闇に踏み込んでいく風潮が他のタイトルに比べて強い傾向があるなぁと新参の私はここ1ヵ月で感じました。

まぁiRacingのゲームシステムやコンセプトを考えると、そういう風になるのは仕方ない気はしますが・・・。

ただ、いくら仕方がないとはいえニッチな世界を新参を取り入れて、定着させて盛り上げていくためにはそういった風潮は無くしていったほうがいいのではないかなと新入りの分際で生意気ではありますが思いました。

 

 

最後に

気になった点の最後の項目については割と重く、そして踏み込んだ事を書かせていただきましたが、ゲーム自体は本当によくできていて素晴らしいの一言に尽きます。

 

来週からシーズン2も始まり、私も晴れてBクラスに仲間入りし、新たなレースにも出られるようになります。課金も少しずつ進めてコースやマシンもそろい、出たいと思っていたレースには一通り出られる体制が整ったのでこれからが真の本番!!て感じでものすごくワクワクしています!!

 

それから、私は普通のノートPCでプレイしているためグラフィックが最低状態でやっていますので、そのうちにゲーミングPCを導入してグラフィックをマックスにしてやってみたいですね!!私はあまりグラフィックにはこだわらない方ですがハイクオリティがあるならそれをできるに越したことはないですからねww

Youtubeに上げられている動画とかを見てると今すぐにでも導入したくなりますww

 

さてだてiRacingですが、レースシム完全初心者やライトユーザーの方には少し高度すぎるのでよく考えてから始めることをお勧めします。逆にレースシムにはある程度なれていて「家庭用ゲーム機のシムではちょっと物足りないなぁ」という方や車の知識がある程度あって本格的なレースシムを始めたいという方にはぜひおすすめです!!

オフィシャルレースも基本がしっかりと押さえられているので出たいレースは必ず出てくるはずです。

 

もし、新たに始められた方がいらっしゃいましたらレースで会えることを心より楽しみにしています!

 

 

さて、それでは本日はこの辺で締めたい思います。

お付き合いいただきありがとうございました!また次回お会いしましょう!!