dustyの気まぐれゲーム探訪記

ゲームに関連することを気まぐれに書き連ねていくブログです。最新ゲームの感想、レトロゲームの紹介、ゲーム業界に対して思う事etc. いろいろとのんびり気の向くままに書いていきます。

レポート(3):セガの新作アーケードレースゲームSDWCのロケテに行ってきました!

セガが来年アーケードの新しいレースゲームを稼働する発表をしました。

 

タイトルは、

 

Sega World Drivers Championship(以下SDWC)

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久しぶりの新作レースゲームというのと、今作は日本最大の箱車レースであるSuper GT公認のレースゲームであるというのが大きな特徴です。

さらに、多店舗間のユーザーと、インターネット通信による多人数同時対戦も目玉となっています。

 

そんなSWDCを体験すべく、秋葉原で行われたロケテに行ってきましたので感想をレポートしたいと思います。

 

まずは筐体の様子から。

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外からの見た目はカッコいいですね。では次はステアリング・・・

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えっ・・・なにこれ幼児用のおもちゃですか?

ステアリングはグリップ部分やパドルシフトを含めて、全面が安っぽいプラスチック。

持った感触も非常に軽く、大きさも小さめでなんだか寂しい・・・

 

とても公認ゲームのステアリングとは思えないというのが正直なところ・・・

 

気を取り直してゲームをスタート。本作はGT300とGT500の二つのクラスが用意されており、GT300ではBRZ、86、プリウスの3台。GT500ではGT-RNSX、LC500の3台から選ぶようになっています。

最初はGT300からスタートなので、BRZを選択。

 

そしてレーススタート!同じ店舗の人と、別会場の池袋の方、それからセガの開発スタジオからの人と一緒にレースを開始しました。

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画面はこんな感じです。コースは架空のコースが舞台になっています。ゲームエンジンはいまや定番と化しそうな勢いの"アンリアルエンジン"となっています。

リアルな映像ではなくアンリアルエンジン特有のいわゆるゲームグラフィックな感じになっていますが、架空コースとよくマッチしていて美しいです。

グラフィックついでに本作の視点ですが、本作の視点は”バンパーと俯瞰視点の2つのみ”となっています。そうです、コックピット視点がありません。

 

コースはアーケードゲームぽさを出すために100歩譲っていいとして、ステアリングといい、この視点といい、これ本当に公認レースゲームなの?と疑いたくなります。

 

さて、レースの内容ですが、プレイヤーはほかのプレイヤーと一緒にCPUの後ろからスタートします。CPUは大量にいて、1位との差もかなりあるのですがかなり鈍足なのでスムーズにレースを運べれば3周する頃には追い付けます。

レースというよりも障害物競走。といえば聞こえが悪いですが、”昔ながらのアーケードレースゲーム”という感じがして、私は嫌いじゃありません、むしろ懐かしい気持ちになり、好きです。(そもそもシムじゃないしね)

 

ちなみに後ろの様子を確認するためのバーチャルバックミラーはありません。後方視点ボタンはありますが・・・

なので自動的にデスレースみたいになります。まぁ、シムじゃないのでいいですけどなんだかなぁという感じです。

 

それから本作はネット対戦になっていますが、品質は悪いです。小~中程度のラグが頻発しています。シムじゃないしもとからデスレース気味になるのであれですが、これなら店内対戦だけのほうがいいような気がします。

 

そして最後に挙動ですが、予想通りほぼゲーム挙動という感じでした。

基本的には適度にブレーキを使って曲がる。ただそれだけです。アバウトな挙動ですが、完全にゲーム挙動というわけでもないため、リッジレーサーデイトナ、イニDのような特殊な操作を求められるわけではありません。湾岸ミッドナイトに近いかもしれません。

一応オーバーステアアンダーステアのようなものがあった気がしますが、挙動がアバウトで予想がしにくかったことと周りの環境音(店内の他の音)が大きすぎてゲーム音がほとんど聞こえなかったことが影響し、実際のところがどうなのかは確信が持てませんでした。

シフトについても、エンジン音が周りの環境音が邪魔でほとんど聞こえなかったためどういう挙動でどういうパワーロスの仕方をするのかとか、そもそもシフトチェンジのタイミングも全然さっぱりわかりませんでした。

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一応メーターがついてますが、いちいちこれ見て確認なんてしないので、やっぱり音量をどうにかするか、イヤホンジャックなりをつけられるようにして対策していただきたいですね。

 

 

それでは最後のまとめに移りますが、ゲームとしてはそこそこ面白いです。古き良きアーケードレースゲームを現代のグラフィックでできるようになれるのはうれしいです。

挙動も、完全には把握できていないので何とも言えませんがこんなもんでしょうというところです。

ただ、ステアリングの安っぽいところや、バックミラーなし、実在マシンを収録しているにも関わらずコックピット視点がない、というところまで昔のアーケードレースゲームの内容を踏襲してしまっているところ、そしてネットの品質が悪い細かい部分で大幅減点をせざる得ませんSuper GT感を感じられるのは本当にマシンの外観ただそれだけです。

 

という観点から、あまりモータースポーツを知らない、あるいはSuper GTは見てるけど詳しくは知らないし、実際に自分でシム等でモータースポーツを体感したことがないというようなライトユーザーにはいい作品だと思いますが、普段からシムをやっている方や、シムを遊んでいなくてもSuper GTの熱心なファン、マシンについてもある程度の知識があるという方には不満が出る作品なのかなという風に思いました。

 

ゲーム自体はそこそこだったのでぜひとも改善できる部分は改善していただいて、来年の稼働に向けて頑張ってほしいですね!

稼働した際はまた遊びに行こうと思います!

 

 

というところで今回はここまで!

次回はペルソナのライブの感想を書く予定ですが、字数が多くなりそうなので挫折せずに書けるか心配です・・・

管理人は書ききることができるのか!?

 

ということでまたお会いしましょう!